いずみ歯科医院|仙台市泉区の歯医者

スタッフブログ
2018/05/30
歯の豆知識
2018/05/01
2018/04/01

歯周病の知識

皆さんこんにちは。
仙台市泉区泉中央のいずみ歯科医院院長の大谷です。

ようやく暖かい日々になってきましたね。
ただ、朝と昼の寒暖差が激しい今、体調を崩す方が非常に多いので、十分気を付けましょう。

当院では、ある時期になると衛生士学校から学生さんが実習に来ます。
実習生に始めに教える事は「なぜ虫歯になるのか」という事と、「歯周病ってなぜなるのか」という事です。

虫歯についてはよく知られていますが、これは後日皆様にもきちんとお伝えするとして、本日は「歯周病がなぜ起こるのか」についてを書かせていただきます。

世の中では、意外と間違った知識が流通しています。
そして、歯周病がどんな病気で、どのように付き合っていけばいいのか、これまた一般的には知名度が低いです。

内科や外科で「あなたは◯◯病です」と伝えられたら、詳しくその病気について聞いたり、お薬についても説明を受けたりする事でしょう。
歯周病も病気です。同じかそれ以上に恐ろしい病気です。
最近ですと、糖尿病が歯周病で悪化したというデータもあったようです。
また、高齢者に多いのが、誤嚥性肺炎で命を落とす、といったことも少なくありません。
歯周病を患っている、というだけでもかなりこの先の人生を変え兼ねないのです。

では、歯周病はなぜなるのでしょう?

主な原因は「歯石」です。

歯石は、歯垢(口の中の汚れやねばねば)が唾液の成分により石灰化して歯にこびりつきます。
その歯石がなぜ歯周病の原因になるのか、意外と知られていません。

歯石が歯の付け根や歯茎の中にこびりつく

体が、それを排除しようとしてその周辺が腫れる(歯磨きで血が出る、炎症が起きている)

★炎症系の細胞が集まって歯石を取り除こうとするが、骨を溶かす細胞の活動まで活発にしてしまう

誤って自らの骨を溶かしてしまう(歯槽膿漏)

この流れが、所謂歯周病なのです。

お分かりいただけたでしょうか?
鼻の穴の中にゴミが入ったら、自分の体は無意識にくしゃみをしてそれを出そうとしますよね?
同じような事が無意識的に歯茎でも起きるのです。

つまり、歯石や歯垢があるせいで起きた炎症が原因で歯周病になります。
もちろん、別に歯周病を直接引き起こす菌がいる事が原因である方もいますが、大部分が前者です。

そして、無意識なので自覚症状がありません。
歯医者で確認する他ないのです。
「歯石をとらなければならない」「定期的に歯医者に来なければならない」理由がこれで明らかです。
歯石はご自身ではとれないこと、定期的に歯医者で完璧にきれいな状態にして口の中の細菌の数をぐっと減らすこと、これにより歯周病を予防したりステージを抑えたりするのです。
また、完全に治癒する、と言ったことはあまりありません。
少しでも菌が残っていれば、また数ヵ月後には戻ることが多いのです。

つまり、完治させる、というより「うまく歯周病を抑えて付き合っていく」と言った方が言いかもしれません。

ご自身のお口の状態、どれだけ理解しているか、もう一度考えてみてください。

インドアビュー